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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
国際関係法特講(国際宇宙法)/INTERNATIONAL RELATIONS LAW,SPECIAL LECTURE
開講所属
/Course Offered by
法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
木3/Thu 3
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
大塚 敬子

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
大塚 敬子 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
  人類の活動領域は今や宇宙空間へと拡大しています。今後、技術の発展に伴い、より自由で活発な宇宙活動が展開されていくことになるでしょう。宇宙活動を律する国際法は、そうした技術や活動態様に応じて発展してきました。国際法の他の分野に比べて、その発展ぶりには目覚ましいものがありますが、一方で、そのスピードゆえに様々な課題も出てきています。
  そうした現状を踏まえ、この講義では、宇宙空間・宇宙活動に関する国際法を学び、国際法的観点から国際社会の現代的課題について考察し、より広い視野と新たな知見を得ることを目的とします。とくに、国連で作成された国際条約やソフト・ローを中心とする「国際宇宙法」を理解することで、国際社会の現代的課題についても考察できるようになることをめざします。また、宇宙技術を通して実現される国際協力のあり方についても考察し、国際社会が抱える問題について理解することもめざします。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
詳細は配布資料や第1回講義にて説明します。基本的な授業の進め方は以下のとおりです。
〔授業の形態〕 Zoomを使ったリアルタイム双方向型の遠隔授業を行います
        (テーマ等に応じて、時間配分を変えて授業を実施することも想定)
〔利用システム〕 レジュメ等の資料の配布 - PorTaⅡ・manaba
         レポート等の提出 - manaba
〔教員との個別連絡・授業の質問等〕 Zoomのチャット、Webメールで対応します
〔授業参加に必要なツール・ソフト等〕 レポート等はWordかPDFファイルで提出
事前・事後学修の内容
/Before After Study
  理解を深めるため、授業の事前・事後に次のことに取り組んでください。
(1) 授業内容に応じて、専門用語や関連条約・国際文書などを調べる〔60分程度〕
(2) 宇宙空間・宇宙活動などに関するニュースや話題を新聞等でチェックする。必要に応じて、専門用語やニュースにかかわる歴史や背景などについても調べる〔30分~適宜〕
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
指定しません。授業にて適宜紹介します。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
『国際条約集』2020年版
著者
/Author name
岩沢雄司編集代表
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
その他、授業にて適宜紹介します。
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
授業の取り組み度 20% : コメントの提出(授業期間内に3~4回程度の実施を予定)
中間レポート 40% : 授業期間の半ば(第7回講義の前後)に提出期間を設ける予定
期末レポート 40% : 授業最終回の前後に提出期間を設ける予定

詳細は第1回講義および配布資料にて説明します。
関連科目
/Related Subjects
国際法Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、その他国際的な諸課題を扱う科目は積極的に履修し、学んでください。
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
従来の開設科目では触れてこなかった国際関係法分野について、基本かつ重要な項目を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 国際法における宇宙法 国際法について確認し、宇宙に関する国際法の全体像について理解する。
2 領空と宇宙空間 国際法における「空間」の法的地位について理解する。
3 国際宇宙法の形成と発展 国際宇宙法の発展の経緯や歴史的背景、宇宙関連の条約や国際組織などについて理解する。
4 宇宙における領有権問題 宇宙法の基本原則である「宇宙の領有禁止」について理解する。
5 宇宙の資源開発 宇宙の資源開発に関する法のあり方と現状、また、宇宙ならではの資源に関する議論についても理解する。
6 宇宙の軍備管理 宇宙空間の軍事利用の規制に関する法原則や現在の議論について理解する。
7 宇宙活動についての責任 宇宙活動から生じる国家責任について、宇宙法の特徴的な原則・制度を理解する。
8 宇宙物体登録 宇宙物体の登録に関する制度を理解し、現在の宇宙利用問題の理解につなげる。
9 国際宇宙ステーション 宇宙空間における、宇宙技術を用いた、国際協力のあり方について理解する。
10 リモートセンシングの利用 リモートセンシング技術の利用に関する法制度と、技術応用による国際協力体制を理解する。
11 宇宙の環境問題 宇宙活動に伴い生じる環境問題、とくにスペース・デブリについて、法制度や諸課題を理解する。
12 日本の宇宙開発と宇宙法 日本における宇宙開発の歴史を踏まえ、国内宇宙法の形成と課題について理解する。
13 国際宇宙法の現状と課題 国際社会における宇宙活動・宇宙利用の現状を踏まえ、国際社会や国際法の諸課題について考察する。
14 「宇宙」からみる諸問題 国際宇宙法について概観し、口頭発表を通して、今の地球上の国際社会が抱える問題をみる視点を獲得する。

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