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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
法律学特講(経済法)/LEGAL SCIENCE, SPECIAL LECTURE
開講所属
/Course Offered by
法学部法律学科/LAW LAW
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
木3/Thu 3
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
宗田 貴行

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
宗田 貴行 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
 経済法とデジタル・プラットフォーム企業(GAFA)との関係についてを中心として、理解をしてもらうことを目的とする。
 これには、4つの側面がある。第一に、個人情報保護との関係である。第二に、独占禁止法との関係である。第三に、消費者保護の側面である。第四に、租税法の規制との関係である。
 この他にも、経済法を巡る近時のトピックや春学期の経済法の講義では十分に掘り下げられなかったテーマを取り上げ、最近の経済法に関する傾向や重要論点を把握することができるものとする。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 今年度は、コロナ禍の影響で、遠隔授業とする。
 各自、講義録及び場合によっては追加資料をダウンロードして熟読して理解してください。
 課題を出すので、期限までに提出してください。
 予定の変更は、ProTaIIにて、講義録か、お知らせ欄、レポート欄で、掲示します。
 基本的に、課題を出す予定です。課題を出す場合には、PorTaIIのレポート欄に講義録をアップします。
講義録の末尾に課題が記載されています。課題を出さない場合には、PorTaIIのお知らせ欄に講義録をアップします。この点は毎回確認してください。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
 各トピックごとに事前に読んでおくべき資料をがある場合には、それを熟読してくること。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
デジタル時代の競争政策
著者
/Author name
杉本和行
出版社
/Publisher
日本経済新聞出版社
ISBN
/ISBN
978-4-532-35827-3
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
期末レポート(50%)
各回課題(50%)
関連科目
/Related Subjects
経済法、国際経済法
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
従来の開設科目では触れてこなかった法律分野について、基本かつ重要な項目を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 導入  経済法と近時のデジタル・プラットフォーム企業の経済活動との関係を中心として、本講義では取り扱う。この検討の必要性及びその概略を説明し、学生が理解する。 PorTa II掲載資料を読んでくること
事後、課題を提出する。
2 世界の独禁法の概要——EU競争法  EU競争法と我が国の独禁法の概要を解説し、学生が理解する。 PorTa II掲載資料を読んでくること。
事後、課題を提出する。
3 GAFAへの法的対応①――特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律  特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律の制定及び経産省・公取委・総務省「プラットフォーマー型ビジネスの台頭に対応したルール整備の基本原則」を解説し、学生が理解する。 PorTa II掲載資料を読んでくること。
事後、課題を提出する。
4 GAFAへの法的対応②——個人情報保護法2020年改正  GAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)に対する法規制として、個人情報保護法2020年改正について、解説し、学生が理解する。 PorTa II掲載資料を読んでくること。
事後、課題を提出する。
5 GAFAへの法的対応③——公取委「考え方」  公取委のデジタルプラットフォーム企業に対する優越的地位の濫用規制に係る「考え方」について解説し、学生が理解する。 PorTa II掲載資料を読んでくること。
事後、課題を提出する。
6 GAFAへの法的対応④——消費者庁報告書  GAFAに対する消費者保護法上の規制との関係について消費者庁の報告書(2020年)を解説し、学生が理解する。 PorTa II掲載資料を読んでくること。
事後、課題を提出する。
7 GAFAへの法的対応⑤——租税法規制  GAFAに対する租税法等の関係について、国家助成規制の事例も含めて解説し理解してもらう。 PorTa II掲載資料を読んでくること。
事後、課題を提出する。
8 現代市場における独禁法の役割①――グーグルとEUの市場支配的地位の濫用規制  GAFAとの関係で、EUにおける競争法上の市場支配的地位の濫用規制が重要性を増している。そこで、近時のグーグル事件を解説し、学生が理解する。 PorTa II掲載資料を読んでくること。
事後、課題を提出する。
9 現代市場における独禁法の役割②ーーアップル事件と下請法  GAFAとのかかわりにおいても、近時問題となっている独禁法の特別法の下請法について、アップル事件を参照しつつ解説し、学生が理解する。 PorTa II掲載資料を読んでくること。
事後、課題を提出する。
10 現代市場における独禁法の役割③ーードイツ・カルテル庁Facebook事件  ドイツにおけるFacebook事件を取り上げて解説し学生が理解する。 PorTa II掲載資料を読んでくること。
事後、課題を提出する。
11 現代市場における独禁法の役割④ーーアマゾン事件  EUの競争法上の市場支配的地位の濫用規制について、アマゾン事件を取り上げて解説し、学生が理解する。 PorTa II掲載資料を読んでくること。
事後、課題を提出する。
12 現代市場における独禁法の役割⑤――電子市場と再販売価格維持  我が国の書籍の再販売価格維持について、デジタル書籍の普及も視野に入れて、諸外国の例を交えて解説し、学生が理解する。 PorTa II掲載資料を読んでくること。
事後、課題を提出する。
13 現代市場における消費者法の役割――集団的権利保護の可能性  GAFAとのかかわりでも、多数の消費者の同種の財産的被害が生じる場合に、どのように消費者は被害救済を求めうるのかについて、消費者団体訴訟EU指令(2020年)を解説し、学生が理解する。 PorTa II掲載資料を読んでくること。
事後、課題を提出する。
14 総括  特にGAFAに対する法規制について重点的に見てきた本講義を振り返ると共に、GAFAに関する最新の事例を紹介し解説し、学生が理解する。 PorTa II掲載資料を読んでくること。
事後、課題を提出する。

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