基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Course	法律学特講(刑事証拠法)／LEGAL SCIENCE, SPECIAL LECTURE
開講所属 ／Course Offered by	法学部法律学科／LAW LAW
ターム・学期 ／Term・Semester	2020年度／2020 Academic Year　　秋学期／FALL SEMESTER
曜限 ／Day, Period	火3／Tue 3
開講区分 ／semester offered	秋学期／Fall
単位数 ／Credits	2.0
学年 ／Year	3,4
主担当教員 ／Main Instructor	徳永　光

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
徳永　光	総合政策学科／POLICY STUDIES

授業の目的・内容 ／Course Objectives	この講義では、刑事訴訟法のうち証拠法（主に証拠の採否に関わる部分）を取り上げます。     事例問題を検討しながら、主要な裁判例の内容を理解し、証拠法に関する理解をより深めることを目的とします。また、答案の提出・添削を通して文書作成の練習をします。
授業の形式・方法と履修上の注意 ／Teaching method and Attention the course	（授業の形式）zoomによる実施を予定しています。 　講義では、必要な基礎知識を質疑形式で確認した後、事前に配布した事例問題を素材に検討を進めます（資料の配付や課題の提出には、manabaを用います）。一方向の講義形式は取らず、多方向（教員と学生、学生同士）の質疑、議論を中心に進めたいと考えています。 　答案作成は4回程度を予定しています。答案は講義中に評釈するため、事前に提出してください。また、最初に提出された答案でなく、修正・再提出されたものを評価対象とします。基礎知識については、適宜小テストを実施します。 （履修上の注意）六法と判例百選は必携です。
事前・事後学修の内容 ／Before After Study	（事前学習）あらかじめ配布する課題を検討し、判例百選の該当箇所を読んでおいてください。答案提出回には、できるだけ講義の2日前までに答案を提出してください。 （事後学習）小テストの復習、答案の修正・再提出を行ってください。
テキスト1 ／Textbooks1	書籍名 ／Title 刑事訴訟法判例百選（最新版） 著者 ／Author name 井上正仁・大澤裕・川出敏裕編 出版社 ／Publisher 有斐閣 ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
テキスト2 ／Textbooks2	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
テキスト3 ／Textbooks3	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
参考文献等1 ／References1	書籍名/ｻｲﾄ名 ／Title 著者 ／Author name 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
参考文献等2 ／References2	書籍名/ｻｲﾄ名 ／Title 著者 ／Author name 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
参考文献等3 ／References3	書籍名/ｻｲﾄ名 ／Title 著者 ／Author name 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
評価方法 ／Evaluation	提出された答案および講義への参加度・貢献度（60%）、小テスト（40％）
関連科目 ／Related Subjects	この講義は、刑事訴訟法の応用科目です。公判手続き、証拠法について一定の基礎知識があることを前提に進めます。
備考 ／Notes
到達目標 ／Learning Goal	従来の開設科目では触れてこなかった法律分野について、基本かつ重要な項目を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。

回 ／Time	授業計画（主題の設定） ／Class schedule	授業の内容 ／Contents of class	事前・事後学修の内容 ／Before After Study
1	公判手続きの流れ	公判手続きの流れを確認しながら、証拠法に関連する基礎的用語の整理を行う。
2	公判準備、証拠開示	公判準備の手続きと証拠開示制度について理解する。小テスト①実施
3	証拠採否の基準	関連性やその他証拠採否の基準について説明できるようになる。前科立証に伴う問題点を理解し、具体的事例に適用できるようになる。
4	科学的証拠	科学的証拠の証拠能力をめぐる問題について理解する。
5	伝聞法則	伝聞法則の意義について理解し、説明できるようになる。小テスト②実施
6	伝聞・非伝聞の区別	要証事実について理解し、具体的事例について、伝聞証拠かどうかの区別ができるようになる。答案①提出
7	伝聞例外	検面調書の伝聞例外要件について理解し、具体的事例に適用できるようになる。
8	伝聞例外	実況見分調書の伝聞例外要件について理解し、具体的事例に適用できるようになる。答案②提出
9	証明力を争う証拠	刑事訴訟法328条の趣旨について理解し、具体的事例に適用できるようになる。小テスト③実施
10	違法取集証拠排除法則	違法収取証拠排除法則の趣旨について理解し、具体的事例に適用できるようになる。小テスト④実施
11	違法収集証拠排除法則	違法収集証拠の派生証拠の証拠能力基準について理解し、具体的事例に適用できるようになる。答案③提出
12	自白法則	自白法則の趣旨について理解し、具体的事例に適用できるようになる。答案④提出
13	自白法則	録音・録画制度導入後の課題について説明できるようになる。
14	自白法則	不任意自白の派生証拠の証拠能力に関する議論を理解し、具体的事例に適用できるようになる。