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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
行政学b(16以前)/PUBLIC ADMINISTRATION b
開講所属
/Course Offered by
法学部法律学科/LAW LAW
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
火1/Tue 1
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
大谷 基道

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
大谷 基道 総合政策学科/POLICY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
 我々の生活は、身近な福祉、教育、水道、消防から外交、安全保障に至るまで行政が提供する公共サービスなしには成り立たない。しかし、近年では、行政による一元的なサービス供給が困難となり、住民、NPO、民間企業等との協働も進められている。そのため、公務員でなくとも行政に深く接する機会が増加しつつあり、住民一人ひとりが行政に関する理解を深める必要性がこれまでになく高まっている。
 この授業においては、そのような「行政」が、誰によって、どのように行われているのかを、主に国家行政を取り上げて理解する。特に秋学期においては、行政組織の活動の実態を、近年の変化も含めて理解することに重点を置く。
 なお、公務員を志望する学生にとっては、自らが身を投じることとなる我が国の行政機構に関する理解は不可欠であり、また、行政学は多くの公務員採用試験の出題範囲にも含まれるため、当科目を履修することが望ましい。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
1. 授業⽇の2⽇前(⽇曜⽇)の9:00までにパワーポイントにナレーションを付けた動画をYouTubeにアップし、そのアドレス(URL)とパワーポイントのPDF版をmanabaを通じて配付するので、各⾃都合の良い時にアクセスして視聴すること。
2. 指定された課題(⼩レポートまたは⼩テスト)を授業⽇の2⽇後(⽊曜⽇)23:59までに提出すること。課題と提出⽅法は各回の授業において提⽰する。
3. 質問・意⾒等がある場合は課題の提出時に⼀緒に提出すること。それに対する回答は次回の授業までにとりまとめてmanabaに掲⽰する。なお、急ぎの質問・意⾒等についてはメールで送付すること。
4. その他の詳細については、初回の授業ガイダンスにおいて説明するので必ず視聴すること。(上記内容に変更がある場合も授業ガイダンスにおいて説明する。)
事前・事後学修の内容
/Before After Study
 テキストの指定された箇所を事前に⼀読しておくこと。また、授業後は、配付資料と⾃⾝のメモを参照しながらテキストを改めて精読すること。その回のパワーポイント動画を再度視聴して理解を深めることも望ましい。
 なお、⾏政に関する時事的な話題も適宜扱うので、普段から新聞を読んだりニュース番組を⾒たりして、国の⾏政に関する動向を把握しておくこと。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
『行政学[新版]』
著者
/Author name
真渕勝
出版社
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
978-4641149359
その他(任意)
/other
2020年発行(2009年発行の旧版でも可)
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
(授業中に適宜紹介する。)
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
 期末レポート(60%)︓指定するテーマについてのレポートを課す。詳細については授業中に指⽰する。評価のポイントは、①授業内容に基づいていること、②論点を的確に捉えていること、③定義、背景、制度の概要と⻑所・短所、その影響など⼀連の⼤きな流れを押さえていること、などを中⼼とする。
 毎回の⼩レポートまたは小テスト(40%)︓毎回の授業において⼩レポートまたは⼩テストを課す。いずれも内容は各回の授業の内容の理解を問うものとする。詳細については授業中に指⽰する。
関連科目
/Related Subjects
 春学期開講「行政学a」の授業内容を踏まえた内容となることが多いため、「行政学a」を受講済みであることが望ましい。
 また、本科目は我が国の行政のうち国家行政に焦点を当てていることから、地方行政については「地方自治論」、「政策過程論」、「地域政治論」などの科目を併せて履修することが望ましい。
備考
/Notes
 遠隔授業の特性を活かし、普段なかなかお越しいただけないゲストに国家⾏政の実態についてお話しいただく機会を1〜2回設ける⽅向で調整中である。詳細は授業の際に提⽰するが、動画のライブ配信またはオンデマンド配信を予定している。
 教科書には本年6⽉に出た新版を指定しているが、春学期から継続して受講しているなど既に旧版を購入した人は旧版でも差し支えない。(改めて新版を購入する必要はない。)
到達目標
/Learning Goal
社会の需要を課題・政策に変換、実施、評価するために必要な行政サービス、諸政府、組織、集団などの実態と変化を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 行政学とは何か 行政学とはどのような学問かを理解し、行政学aで学んだ国家行政組織の概要を復習するとともに、講義の概要と進め方を把握する。
2 予算編成過程 国の予算の概要とその編成過程を理解する。
3 特別会計 国の特別会計の概要を把握するとともに、特別会計に対する批判とそれを踏まえた改革動向を理解する。
4 決算と会計検査 国の決算及び会計検査院による会計検査の概要について理解する。
5 行政の責任①(制度的責任) 行政に対する制度的統制(国会、裁判所、国民による統制等)について理解する。
6 行政の責任②(非制度的責任) 行政に対する非制度的統制(与党、マスメディア、利益団体による統制等)について理解する。
7 行政改革①(行政改革の歴史) 行政改革の意義、戦後の主な行政改革の概要とその結果等について理解する。
8 行政改革②(行政改革の理論) なぜ行政改革が行われるのか、様々な視点から分析する。
9 官民関係①(市場の失敗、政府の失敗) 市場原理と政府の関与のあり方について理解する。
10 官民関係②(ニュー・パブリック・マネジメント) 1980年代に広まったニュー・パブリック・マネジメントの考え方と日本におけるその代表的な手法について理解する。
11 政策形成過程①(課題設定) 政策とは何かを理解するとともに、政策の循環過程のうち課題設定について理解する。
12 政策形成過程②(政策立案) 政策の循環過程のうち、政策立案(省庁及び政府における過程)について理解する。
13 政策形成過程③(政策決定) 政策の循環過程のうち、政策決定(与党及び国会における過程)について理解する。
14 政策形成過程④(政策実施、政策評価) 政策の循環過程のうち、政策実施及び政策評価について理解する。

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