シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
民法Ⅰ(代理・時効・物権総論)/CIVIL LAW I (LAW OF REALTY)
開講所属
/Course Offered by
法学部/LAW
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
火1/Tue 1
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
小野 秀誠

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
小野 秀誠 法律学科/LAW
授業の目的・内容
/Course Objectives
 民法Iは、民法入門に続く部分で、民法総則編の後半(90条~174条の2)が対象となります。物権法の前半 (175条~294条)も含まれています。
 民法は私法の一般法のため、商法などの特別法に規定のない事項は、すべて民法が参照されます。民法総則は、民法典第1 編を指し、通則、人、法人、物、法律行為、時効などを対象がとなります。民法全体の概論ではないので、注意してください。民法総則の後半と物権法の前半の、権利の変動を中心に学ぶことになります。
 民法全体を知るには、民法総則のほか、物権、債権総論、債権各論、親族、相続の各授業を聴くことが必要です。卒業までに、あわせて履修するように心がけてください。  
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 例年、講義形式を基本とし、できるだけ双方向的な授業とするために、「受講生に質問を発し、回答を求める」という、いわゆるソクラティック・メソッドを加味していますが、コロナ対策のため、今学期も、Porta を通じたオンライン授業となります。オンライン授業は、制度的に新しい試みであることから、例年に増した主体的な取組が、聴講時に必要となります。
 情報環境面で、みなさんにもっとも負担の少ない方法として、簡単なレジメ(PDF)のほか、講義の代わりになる音声 (MP3)をアップすることにします (火曜の授業のために、日曜までにアップ) 。対面の授業でもそうですが、法律の学習は、高校にはない初めての分野であり、少なくとも当初は、戸惑うこともあるかもしれません。講義の音声を聴講するためには、シラバスで示された教科書の相当する部分を予習しておくことが必要です。レジメには、毎回の課題・質問と講義の目次、図解をおもに記載します。詳細は、教科書にあるので、重複することはいちいち記載しません。課題の解決を考えながら、音声を聴講してください。講義の最後には、冒頭で示された課題の解決が導けると思います。 
事前・事後学修の内容
/Before After Study
  シラバスに従い該当部分の予習、復習が必要です。対面授業では、確認の趣旨で毎回、質問を出していましたが、オンライン学修では、これをオンラインの回答で代替いたします。
 オンライン学修では、単位認定のために、みなさんの側からの反応を確認することが必要になるため、毎回の課題のうち、指定された質問の回答を提出していただきます。分量は負担にならない程度のごく短いものを想定していますので、授業日か翌日を締切とします(毎回のPDF にoffice 365のUrl をはめ込み)。課題が大きい場合には、締切日を延長します。この回答は、聴講確認と成績評価を兼ねています。
 また、レジメや説明の内容に直接関係する質問があれば、学籍番号と氏名を明記のうえ、回答とは別に、メールで提出してください。全体に関係するものであれば、コメントをPorta の掲示板または毎回のレジメや音声の中で返答します。
 メールには、学籍番号と氏名を明記してください。添付ファイルの場合にも、学籍番号・氏名の形式にしてください。例「1234567890○○○○民法I」、機種依存文字や記号は使用しないでください。(+!&#など)
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
民法総則
著者
/Author name
小野秀誠ほか
出版社
/Publisher
法律文化社
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
2018
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
物権・担保物権法
著者
/Author name
本田純一ほか
出版社
/Publisher
法律文化社
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
2007
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
民法判例百選I
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
2018
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
 課題の達成度(30%)と毎回の課題の内容(70%)で評価する。期末試験がないことから、授業の節目には、多少大きめの課題に回答してもらいます。
 課題は、おもに選択式と記述式で、評価のポイントは、授業内容に基づき、論点を的確にとらえ、内容を習得していることです。具体的には、コア・カリキュラム(電子配布)に従い説明できるようになることが必要です。
関連科目
/Related Subjects
 民法全体を知るには、民法総則のほか、物権、債権総論、債権各論、親族、相続の各授業を聴くことが必要です。民法II,III,IV,V。卒業までに、あわせて履修してください。  
備考
/Notes
  実定法の講義の性質上、必ず六法を参照してください。
到達目標
/Learning Goal
代理・時効・物権変動に関する基本的な制度や概念、および、重要な判例や学説を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス 民法Iの講義の対象と進め方を把握する。 六法を参照し、民法の目次を読んでおく。事後も条文をみて、体系を把握する。
2 法律行為 法律行為の総則部分、90条から92条を理解する。 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。
3 意思表示 意思表示、93条から98条の2を理解する。
民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。
4 代理1 (有権代理) 代理のうち、有権代理、99条から106条を理解する。 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。
5 代理2 (無権代理) 代理のうち、無権代理、107条から118条を理解する。 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。
6 無効と取消 無効と取消、119条から126条を理解する。 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。
7 条件と期限 条件と期限、127条から137条を理解する。 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。
8 時効1 (総則、意義) 時効のうち、総則部分、144条から161条を理解する。前提となる期間、138条から143条も理解する。 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。
9 時効2 (取得時効、消滅時効) 時効のうち、取得時効、消滅時効、162条から169条を理解する。 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。
10 物権総則 物権の総則、175条から179条を理解する。 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。
11 物権変動 物権変動、176条、177条、178条と192条を有機的に理解をする。観念的占有 (182条から184条)も理解する。 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。
12 占有権 占有権の180条から205条を理解する。 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。
13 所有権 所有権の206条から246条を理解する。 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。
14 用益物権 地上権(265条以下)、永小作権(270条以下)、地役権(280条以下から294条)を理解する。 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。

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