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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
環境法b(経済学部用)/ENVIRONMENTAL LAW(B)
開講所属
/Course Offered by
経済学部国際環境経済学科/ECONOMICS ECONOMICS ON SUSTAINABILITY
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
月3/Mon 3
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
一之瀬 高博

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
一之瀬 高博 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
 環境保全に積極的に取り組むための法制度を構築し発展させてゆくことは、現代社会の重要な課題である。本講義では、環境に関わる紛争や立法・政策を素材に、発展途上にある環境法の現段階を明らかにしてゆくとともに、法律学が環境保全にどのような機能を果たし得るかを考察する。
 とりわけ秋学期においては、環境法の原則、手法、考え方などその基礎的な構造を理解するともに、最近増加している個別分野の環境保全の法制度の内容と機能を考察し理解する。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 同時双方向型の遠隔授業を採用する。時間割に指定された時間(月曜3限)にWeb会議システム(Zoom、Webex等)を通じて講義を実施する(リアルタイムのオンライン方式:春学期と異なるので注意)。講義連絡、講義資料の配信、課題の提出等についてはmanabaを併用して行う。初回講義で受講上の注意を説明するので、必ず参加すること。初回講義については、事前にmanabaで連絡する。
 ①毎回、講義時間割日時の前までに「講義資料」を配信する。②履修者は予習の上、リアルタイムの遠隔講義を受講し、授業中の指示および講義資料に従い、③毎回、「課題レポート」(一千字以下程度)を作成し、提出期限までに提出する。また、④質疑応答、意見交換の機会を設ける。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
 テキストや参考文献等の指定された箇所を、事前に読んでから授業に臨むこと。授業後は、ノートや配布資料の内容を確認し、必要に応じて参考文献等にあたり、授業の理解を深めること。また、授業中の指示に従い復習や課題作業を行うこと。
 なお、講義に関連する社会事象が現実に生起することが時々あり、それを取り上げることがあるので、日ごろからニュース・新聞等を通じて関連情報に接しておくこと。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
環境法入門 第4版(有斐閣アルマ)
著者
/Author name
交告尚史・臼杵知史・前田陽一・黒川哲志
出版社
/Publisher
有斐閣、2020年、1900円+税
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
環境法 第2版(有斐閣ストゥディア)
著者
/Author name
北村喜宣
出版社/URL
/Publisher
有斐閣、2019年、1800円+税
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
 毎回の授業で出される課題に対するレポートの平均点(レポートの合計点÷出された課題の回数)で成績を評価する(80%)。授業中の学習への参加度、意見や発言等の授業への貢献度も評価の対象とする(20%)。講義への出欠確認を行う。学期末レポートは実施しない。
関連科目
/Related Subjects
 「民法」(不法行為分野)および「行政法」(救済法分野)の履修は、本講義の理解に有益である。環境法は、地球環境保全とも大きく関係しているので、「国際環境法」も履修することが望ましい。
備考
/Notes
 参考文献等については、授業中に適宜、紹介する。
到達目標
/Learning Goal
環境法の意義や機能、環境法に関する事例、重要な判例・学説を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 秋学期のガイダンス 今学期の講義の構成、目標を理解するとともに、遠隔授業の進め方を確認する。
2 環境権・自然の権利 環境権と自然の権利に関する理論と関係する裁判例について理解する。
3 環境基本法 環境基本法の理念・基本原則・構造について理解する。
4 環境保全の法的手法 環境保全の手法および環境基本計画について理解する。
5 環境影響評価 環境影響評価法の構造とその特徴を理解する。
6 環境規制法―大気 大気汚染防止法の構造とその特徴を理解する。
7 環境規制法―水 水質汚濁防止法の構造とその特徴を理解する。
8 環境規制法―騒音・土壌 騒音規制法および土壌汚染対策法の構造とその特徴を理解する。
9 廃棄物法制 廃棄物処理法の構造とその特徴を理解する。
10 リサイクル法制 容器包装リサイクル法等の個別リサイクル法の構造とその特徴を理解する。
11 自然環境保全 自然公園法・自然環境保全法の構造とその特徴を理解する。
12 生物多様性保全 生物多様性基本法・種の保存法・外来生物法の構造とその特徴を理解する。
13 放射性物質および地球環境保全 原子力関連の法制度の概要、および、気候変動対策に関する環境法上の対策を理解する。
14 秋学期のまとめ 個別分野における環境法の発展の全体像を整理し理解する。

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