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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
農業経済学a(環経学科生専用)/AGRICULTURAL ECONOMICS(A)
開講所属
/Course Offered by
経済学部国際環境経済学科/ECONOMICS ECONOMICS ON SUSTAINABILITY
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
金3/Fri 3
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
加賀爪 優

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
加賀爪 優 経済学科/ECONOMICS
授業の目的・内容
/Course Objectives
この講義では、近代経済学の立場から、農業部門に関わる幅広い経済現象を理論的に論じる。まず、農業部門における経済主体は、言うまでもなく農民であるが、これは通常の経済学でいう消費者とも、生産者とも異なる経済主体である。というのは、消費者であると同時に生産者でもあるという意味で、企業家計複合体という第3の経済主体である。
この特性に由来して、農民行動は一般の経済主体を対象とするミクロ経済理論では説明できない部分がある。それ故、既存の経済理論とは別体系として農業経済理論が存在する。本講義では、この観点から農業経済理論の体系、伝統的ミクロ経済学との類似点と相違点、およびそれらに基づく農業政策、構造政策、経済政策について論じる。特に市場歪曲的な政府介入を極力排した自由な経済運営を可能にしている背景について講述する。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
遠隔授業の形態で「授業資料・課題提示による授業」を実施する。
教科書の内容に加えて、理論面や実証面での背景や展開過程を各論として講義する。
質問等は独協大学のWebメール(k95455@dokkyo.ac.jp )にて受付。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
講義目的・講義概要に記した内容に関連する情報を収集し、予習・復習すること
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
農業経済学
著者
/Author name
速水郵次郎他 著
出版社
/Publisher
岩波書店
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
最終講義日に課する期末試験課題の結果(80%)によって評価するが、平常授業における小課題などの実績(20%)も評価対象とする
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
参考文献:授業中に紹介
到達目標
/Learning Goal
農業経済学に関する専門知識を習得し、農業・食料に関わる幅広い経済現象に対して経済学的にアプローチして分析のうえ、解説できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 講義の概要説明
遠隔授業の形態で「授業資料・課題提示による授業」を実施する。
授業全体についての説明。教科書の内容に加えて、理論面や実証面での背景や展開過程を各論として講義する。
授業の内容と進め方を把握する.。
2 農業経済学と近代経済学の理論体系 農業経済学の体系と近代経済学との関係につて講義
3 消費者行動の理論と農民行動 消費者としての農民行動の説明
4 生産者行動の理論と農民行動 生産者としての農民行動の説明
5 第3の経済主体としての農民<企業家計複合体>、チャヤノフ「小農経済の理論」と農家主体均衡論 本来の消費者・生産者とは異なる第3の経済主体としての農民の属性について説明、農家主体均衡理論の起源と展開
6 <農家の与件変動効果>窮迫販売・投資行動 農家の供給・投資行動とその特殊性について
7 <農家の与件変動効果>窮迫雇用行動
農業労働と専業・兼業問題
農家の労働投入行動とその特殊性について
8 <農家の与件変動効果>窮迫借地行動
農地市場と規模拡大
農家の土地投入行動とその特殊性について
大規模借地農の成立条件
9 農業と国際関係
貿易自由化と保護政策の論拠
比較生産費説と資源賦存説、自由貿易協定
10 農業と資源環境問題
EUの共通農業政策と環境問題
環境保全型農業、有機農業、食品安全性
11 農業と途上国問題
国際商品協定と国際備蓄政策
農産物需給と価格対応
食糧の南北問題
12 農業政策の国際比較、GATTからWTOへの展開の経緯 自由貿易協定(FTA)・経済連携協定(EPA)とWTOの整合性
13 実施しません 実施しません 実施しません
14 実施しません 実施しません 実施しません

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