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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
上級マクロ経済学b(環経学科用)/ADVANCED MACROECONOMICS(B)
開講所属
/Course Offered by
経済学部国際環境経済学科/ECONOMICS ECONOMICS ON SUSTAINABILITY
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
月3/Mon 3
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
山下 裕歩

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
山下 裕歩 経済学科/ECONOMICS
授業の目的・内容
/Course Objectives
この講義では、マクロ経済現象としての経済変動を経済成長と景気循環の2つの視点から考察する。具体的には、右の講義計画に沿って、マルサス・モデル、ソロー・モデル、ラムゼイ・モデル、内生的成長モデル、実物的景気循環論などの様々な経済成長理論・景気循環理論を学ぶ。経済成長も景気循環も時間の流れを通じた経済現象であり、必然として「時間」という概念が入ってくる。時間の流れを明示的に経済理論に導入することは「動学化」と呼ばれている。「マクロ経済理論の動学化」という分析視角が何を意味するのか、またこの分析視角により政策的含意に対して具体的に何がもたらされるのか、これらのことを経済成長理論・景気循環理論を通じて理解することが本講義の主要な目的である。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
履修者は配布するレジュメを読解するとともに、授業内容に関連する練習問題への解答を準備し、授業内において示す模範解答例をもとに理解を深化させることが要求される。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
指示があった場合には、授業内容に関連する参考文献の該当箇所を読んでおく。授業後は、配布するレジュメを読解するとともに、講義時に出す練習問題の解答を準備する。また、模範解答解説時に正誤を確認し、理解を深化させる。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
レジュメを配布する。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
『マンキュー・マクロ経済学Ⅰ入門編』(第4版)
著者
/Author name
グレゴリー・マンキュー
出版社/URL
/Publisher
東洋経済新報社
ISBN
/ISBN
978-4492315040
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
『マンキュー・マクロ経済学Ⅱ応用編』(第4版)
著者
/Author name
グレゴリー・マンキュー
出版社/URL
/Publisher
東洋経済新報社
ISBN
/ISBN
978-4492315101
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
『マクロ経済学 新版 (New Liberal Arts Selection)』
著者
/Author name
齊藤誠、岩本康志、太田聰一、柴田章久
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
978-4641053847
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
期末試験(100%)を行い、AA、A、B,Cの4段階で評価する。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
学部上級レベルのマクロ経済学の知識を習得し、様々な経済事象を理論的に分析のうえ、解説できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 動学的マクロ経済モデル 動学的マクロ経済モデルがどのようなものであるかを理解し、それがマクロ経済を理論的に記述する上で有用であることを理解する。
2 生産要素と生産関数 付加価値生産は生産要素投入量に依存することを理解し、生産過程を数理的に表現した生産関数を理解する。
3 経済成長論の概説 経済成長論を概説的に見ることによって、第4回以降に学ぶ成長理論の鳥観図を形成する。
4 マルサス・モデル 人口と経済的生産、特に食糧生産の相互関係を考察することによって、どのようなインプリケーションが導かれるかを理解する。
5 ソロー・モデル 現代的な経済成長論の基礎理論であるソロー・モデルを理解することを通して、資本蓄積の重要性を理解する。
6 ラムゼイ・モデル ソロー・モデルに貯蓄率の内生的決定を導入したラムゼイ・モデルを理解することを通じて、ミクロ的基礎を持つマクロ経済理論の概要を把握する。
7 AKモデル 内生的経済成長理論の基礎であるAKモデルを理解することを通じて、持続的成長がどのようにもたらされ得るのかを理解する。
8 人的資本モデル 付加価値生産における人的資本の重要性を考察することを通じて、人的資本蓄積が持続的成長をもたらしうることを理解する。
9 研究開発モデル 付加価値生産における知的資本の重要性を考察することを通じて、研究開発に基づく知的資本蓄積が持続的成長をもたらしうることを理解する。
10 統一成長理論 マルサス・モデルで記述される停滞経済から、広義の資本蓄積によって持続的に成長する経済への移行を説明し得る統一成長理論の枠組みを理解する。
11 景気循環論の概説 経済成長論を概説的に見ることによって、第12回以降に学ぶ景気循環論の鳥観図を形成する。
12 乗数加速度モデル 投資関数の形状が景気循環に与える影響を有効需要原理の枠組みで理解する。
13 実物的景気循環論 景気循環が主に経済の供給面への実物的ショックで引き起こされるという理論を理解する。
14 不決定性・不確実性と景気循環 景気循環が経済の持つ不確実性に依存することや、市場均衡条件では経済変数が一意に確定されない場合があることを理解する。

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