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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
日本経営史a/BUSINESS HISTORY OF JAPAN(A)
開講所属
/Course Offered by
経済学部経営学科/ECONOMICS MANAGEMENT
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
水1/Wed 1
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
平井 岳哉

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
平井 岳哉 経営学科/MANAGEMENT
授業の目的・内容
/Course Objectives
 本授業は、江戸期から現代に至るまでの日本企業の発展要因を学ぶものである。過去に、創業、成長、失敗や倒産など激動期を経験した企業を事例に、企業の主体的行動の内容とその背景にある論理や原因について概観するとともに、主としてトップマネジメント層に限定されるが、先人達のとった選択の是非について考察する。履修を通じて、時代の変遷に左右されない普遍的な経営システム、あるいは逆に、時代によって変化している経営システムの存在とその内容について理解を深めてほしい。
 春期は、江戸期から開始して第2次大戦以前までの企業経営を予定している。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
各回、まず時代の経済環境を概観するとともに、主人公となる企業の成長過程とその要因(結果的に、企業の集合体としての産業の成長過程とその要因と同意になる)を説明して、履修者の理解を深める。同時に、成功企業における経営面での革新性の抽出も行っていきたい。履修者には、各時代における企業経営の成功経緯と革新性に対して自発的な探求を心がけてほしい。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前・事後の両時点において、各回の授業内容に関連する参考文献等の該当箇所を読んで理解を深めることを推奨する。あわせて履修者には、経済雑誌・新聞等から該当企業およびその企業が属する産業の最新情報を日常的に入手しておくことが求められる。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
教科書は特に指定しない。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
日本経営史 新版
著者
/Author name
宮本又郎ほか
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
2007
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
期末試験の結果(90%):論述式の問題を数問出題する。評価のポイントは、①授業内容に基づいていること、②各制度などの全体的な概要把握として、定義、理論的背景、長所・短所、近年の動向などを一連の流れの中で理解していること、②説明における論理性があること、などである。
授業への参加・貢献度(10%):受講態度、授業中における発言などから総合的に評価する。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
日本経営史に関する専門知識を習得し、日本の企業経営の形成・発展の歴史等について分析のうえ、解説できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 経営史学の有効性 時間軸を使った研究分析アプローチ方法などを提示するとともに、過去の歴史的研究が現代の企業経営分析になぜ有用なのかなど経営史学の有効性について、履修者の理解を深めていきたい。 事前・事後の両時点において、各回の授業内容に関連する参考文献等の該当箇所を読んで理解を深めることを推奨する。
2 江戸期の商家経営①(経営戦略) 江戸期の商家経営の状況について、三井の越後屋を主たる事例にして理解を深める。パート①では、後発であった越後屋の成長過程と成長要因を考察する。 事前・事後の両時点において、各回の授業内容に関連する参考文献等の該当箇所を読んで理解を深めることを推奨する。
3 江戸期の商家経営②(家産継承) 江戸期の商家経営の状況について、三井の越後屋を主たる事例にして理解を深める。パート②では、家産継承の方法について理解を深める。 事前・事後の両時点において、各回の授業内容に関連する参考文献等の該当箇所を読んで理解を深めることを推奨する。
4 明治期の近代企業 江戸期の商家経営の状況について、三井の越後屋を主たる事例にして理解を深める。パート③では、従業員の雇用・採用などに焦点をあてて理解を深める。 事前・事後の両時点において、各回の授業内容に関連する参考文献等の該当箇所を読んで理解を深めることを推奨する。
5 紡績業 明治期前半に成長した産業として紡績業を取り上げて、その成長過程と成功要因を説明する。明治期における近代産業の離陸がなぜ可能であったかについて理解できるようにする。 事前・事後の両時点において、各回の授業内容に関連する参考文献等の該当箇所を読んで理解を深めることを推奨する。
6 財閥①三井 三井財閥の成長過程と成功要因を考察する。あわせて三井の構成企業群の概要と財閥としての特色を理解できるようにする。 事前・事後の両時点において、各回の授業内容に関連する参考文献等の該当箇所を読んで理解を深めることを推奨する。
7 財閥②三菱 三菱財閥の成長過程と成功要因を考察する。あわせて三菱の構成企業群の概要と財閥としての特色を理解できるようにする。 事前・事後の両時点において、各回の授業内容に関連する参考文献等の該当箇所を読んで理解を深めることを推奨する。
8 財閥③住友ほか 財閥として同じ事業から出発するとともに傘下構成企業もほぼ同じである住友と古河の2つの財閥を取り上げ、その成長の明暗の比較を行い、財閥成長の要因を理解できるようにする。 事前・事後の両時点において、各回の授業内容に関連する参考文献等の該当箇所を読んで理解を深めることを推奨する。
9 重化学工業の発展・新興財閥 明治後半期から大正期にかけて日本の重化学工業化をリードした新興財閥企業群を考察して、重化学工業の内容および新興財閥企業の特色を理解できるようにする。 事前・事後の両時点において、各回の授業内容に関連する参考文献等の該当箇所を読んで理解を深めることを推奨する。
10 総合商社 三井物産と鈴木商店(急成長後、昭和初期に倒産)を事例に、日本における総合商社の誕生・成長要因を考察し、総合商社の経営史を理解できるようにする。 事前・事後の両時点において、各回の授業内容に関連する参考文献等の該当箇所を読んで理解を深めることを推奨する。
11 都市型産業 大正期、都市部の会社・工場で働く就業者が増加し、その結果として都市型産業が出現し成長していった。この都市型産業の概要と成長過程を理解する。 事前・事後の両時点において、各回の授業内容に関連する参考文献等の該当箇所を読んで理解を深めることを推奨する。
12 不況下の企業経営 第一次大戦後の長期不況下、日本企業はどのような変化を求められたかなど、不況下の企業経営について理解できるようにする。 事前・事後の両時点において、各回の授業内容に関連する参考文献等の該当箇所を読んで理解を深めることを推奨する。
13 2020年度は12回で終了します。 2020年度は12回で終了します。 2020年度は12回で終了します。
14 2020年度は12回で終了します。 2020年度は12回で終了します。 2020年度は12回で終了します。

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