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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
経営組織論b/MANAGEMENT ORGANIZATION(B)
開講所属
/Course Offered by
経済学部経営学科/ECONOMICS MANAGEMENT
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
金3/Fri 3
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
高松 和幸

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
高松 和幸 経営学科/MANAGEMENT
授業の目的・内容
/Course Objectives
今学期は遠隔授業のため、以下のような方針で授業を実施します。
経営組織論全般を扱った書籍を開くと必ず登場する言葉がある。基礎概念としてのテーラーやメーヨー、ファヨールやウエーバーなどである。こうした理解をすることも大切ですが、これら理論は20世前半に成立したコンセプトという認識も大切である。
そこでは「どういう人物が、どういう主張をしたのか」という「誰々の何々」という説明となっています。概念レベルとしての経営、管理や組織の問題について、時代と共に、機能的な説明が中心となることは明らかです。事例等で解説することも大切ですが、そこから見えてくる組織とはどのようなものでしょうか?アカデミックとはどういうものでしょうか?現在の経営組織論で展開されているコンセプトをコンパクトにまとめて理解することを目的にしています。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
今学期は遠隔授業のため、以下のように変更しています。
1.指定のテキストを読んで課題質問に回答する方式ですすめます。
2.課題はその都度、テキストの範囲内で示します。
3.参考図書は、事前・事後学習で利用できるように、できるだけ参考文献を示したいと思います。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前:課題質問に応えるためにテキストをはじめ、参考文献に当たることで理解度を高める。
事後:理解したことが、今後の専門的知識の習得に役立つ。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
新版 経営組織論の展開
著者
/Author name
高松和幸
出版社
/Publisher
創成社
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
市民社会とレジリエンス
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
創成社
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
授業の課題提出割合とその内容により評価100%
関連科目
/Related Subjects
NPOマネジメント論・経営管理論・人的資源管理など
備考
/Notes
必ず、テキストを購入してください。
拙著『新版 経営組織論の展開』創成社
到達目標
/Learning Goal
経営組織についての専門知識を習得し、組織と個人の関わり等について分析のうえ、解説できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 第1回 経営組織モデルの発展段階 経営組織モデルの形態的発展は、1つは専門化(プロセス別)と、もうひとつは秩序化(目的別)との2つの組織編成原理を軸として展開されている 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする。
事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する
2 第2回 職能部門制組織と事業部制組織 専門化の利点をさらに生かすために、職能部門化された組織が、職能部門制組織である。これに対して、ライン組織を目的別に事業部という形で編成した組織が、事業部制組織である 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする。
事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する
3 第3回 マトリックス組織 ラインとスタッフに同等の権限関係を与え、それを柔軟に変化させる組織として、マトリックス組織がある。本章では、こうした経営組織モデルの形態について検討する 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする。
事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する
4 第4回 組織における最適構造 組織理論においては、これまで組織の最適な構造が繰り返し取り上げられているが、現在に至るまで一般的な形での解答は得られていない 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする。
事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する
5 第5回 モチベーション理論の展開 モチベーション理論においても、一定の人間観がとられていることに注意しなければならない 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする。
事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する
6 第6回 欲求の階層構造と動機づけ―衛生理 マグレガー理論は、人間の欲求に関する1つの独特の仮説のうえに築かれている。その仮説は、心理学者マズロー(A. H. Maslow)によって展開されたものであり、一般には「欲求段階説」とよばれている 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする。
事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する
7 第7回 協働システム 組織概念の前提には、各個人の能力の限界のために生じる「協働システム」がある 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする。
事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する
8 第8回 組織の基本原理 組織が成立し存続するためには、共通の目的、協働的意思とコミュニケーションという3つの要素のほかに、さらに次の2つの組織の基本原理が必要とされる。 組織の効率と能率 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする。
事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する
9 第9回 意思決定のシステムとしての組織 組織の理解に関して、サイモンはバーナードに大きく依存しながらも、視点を狭めて活動の代わりに、各人が組織において活動する場合の前提となる意思決定―選択問題に注目した 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする。
事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する
10 第10回 意思決定の前提問題 カーネマン・トベルスキーらの研究による行動経済学の発展は、ドラッカーらが指摘するリーダー、つまり経営者にとって意思決定は重要な仕事であると同時に、変化はコントロールできないが、変化の先に立つことは可能 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする。
事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する
11 第11回 組織均衡の理論 近代組織論に共通した1つの中核的な理論である。この組織均衡論においては、個人がどのような誘因によって組織に参加するか、組織への参加をつうじて個人が目的や動機を満足することができるか 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする。
事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する
12 第12回 ゴーイング・コンサーンとしての組織 企業がゴーイング・コンサーンであることは、それを構成する組織もまたゴーイング・コンサーンであるということになる。このように理解される企業は、永続する組織体としての企業、個人を超えて存続する組織 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする。
事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する
13 第13回 組織とサイバネティクス サイバネティクスは「動物および機械における制御とコミュニケーションの科学」であるとしている 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする。
事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する
14 第14回 生存可能システムとしての組織 ビーア(S. Beer)によれば、組織は平板で静的な実体ではなく、「動的で生存し続けるシステム」であるとしている 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする。
事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する

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