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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
会計学b/ACCOUNTING(B)
開講所属
/Course Offered by
経済学部/ECONOMICS
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
月1/Mon 1
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
内倉 滋

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
内倉 滋 経営学科/MANAGEMENT
授業の目的・内容
/Course Objectives
 「会計学b」では、まずは、“「会計学a」で説明した貸借対照表や損益計算書”以外の財務諸表の紹介をしたい。具体的には、キャッシュフロー計算書と連結財務諸表の作成方法を説明し、「財務会計論」領域の説明の締めくくりとする。次いで、コストの計算方法(「原価計算論」)と 意思決定のための会計情報を提供する手法(「管理会計論」) という2つの領域の説明を、それぞれ1か月ほどかけて 行っていきたい。
 なお、本講義は、ここ数年 科目登録が抽選制になってしまい、設置学科の学生が希望しても受講できない事態になってしまっていた。そのため本年度については、経営学科には類似科目が設置されていることもあるので、経営学科生の履修を許可しないこととしたい。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 「会計学」という科目は、単に教科書類を読み、あるいは講師の説明を聞いて 内容を理解しただけでは不十分な科目である。テーマに関連した課題を自ら考え解決していく過程が、絶対に必要である。したがって本講義では、ほぼ毎回 最後に 演習課題をやってもらい、その日の講義内容の理解を より確実なものにしていってもらう、という形で授業を進めていく。
 ただしこの秋学期については、PorTaⅡを使った遠隔授業での開講となる。各受講生は、毎週の講義資料をPorTaⅡからダウンロードして自ら精読をし、課題の問題を自ら解き、その答え及び当日の講義資料に関する質問をPorTaⅡにアップロードしていく、というイメージである。会計学の場合、板書での説明ができないことは、大きなネックである。ささやかな努力とほんの少しの寛容さで、この困難な状況を乗り越えていきたい。
 なお質問は、メールや電話でも 随時受け付けたい。メールaddressは suchikur@dokkyo.ac.jp、電話番号は 070-5464-3381 である。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
 本講義の場合、その週のテーマに関連する内容を事前に調べておく といった事前学修よりも、事後学修の方が はるかに重要である。毎回 最後にやってもらう演習問題についても、基本的にはその場で提出してもらい、次の週に模範解答を配付し解説するようにしている。これも、受講後の自発的な事後学修を促す目的からである。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
 特定の教科書は、使用しない。代わりに、当日のテーマに係る資料的なものや講義内容のレジメ的な中身の資料を、基本的に 毎回 PorTaⅡ経由で(当日用の講義資料として)配付する。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
 必要に応じ、そのつど当日用の講義資料の中で指示する。
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
 この秋学期も、定期試験週間が無くなってしまった。したがって、14回の遠隔講義の平常点(講義中の小テスト等)で評価することとなる。その際、相対評価を基本とし 絶対評価を加味して評価したい。具体的には、平常点合計の平均点が75点になるように全員の素点を調整(かさ上げ)した上で、学則に当てはめ、評価していきたい。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
テキスト:特定の教科書は、使用しない。代わりに、当日のテーマに係る資料的なものや講義内容のレジメ的な中身の資料を、基本的に 毎回 PorTaⅡ経由で(当日用の講義資料として)配付する。
参考文献:必要に応じ、そのつど当日用の講義資料の中で指示する。
到達目標
/Learning Goal
会計学の基礎である複式簿記原理の知識を習得し、決算書の内容を読み解くことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 オリエンテイション 本講義の目的や目標、授業の進め方、評価方法等を具体的に説明していく。
2 キャッシュフロー計算書 その1:「間接法」によるキャッシュフロー計算書 貸借対照表や損益計算書以外の財務諸表として、まずは「キャッシュフロー計算書」を取り上げる。2つの形式があるのだが、今日は「間接法」によるものを取り上げ、その内容紹介と作成方法の概要の説明をする。
3 キャッシュフロー計算書 その2:「直接法」によるキャッシュフロー計算書 もう1つの形式のキャッシュフロー計算書である「直接法」によるキャッシュフロー計算書を取り上げ、その内容紹介と作成方法の概要の説明をする。
4 連結財務諸表について 貸借対照表や損益計算書以外の財務諸表として、次に「連結財務諸表」を取り上げる。その概要説明が今日の中心テーマとなるが、「連結精算表」の作り方の基本的説明もしたい。
5 原価計算で言う「原価」とは 今日からコストの計算方法の説明に入る。まず今日は、原価計算で言う「原価」とは何か を、「費用」というものと対比させながら説明する。
6 見込生産の製造業における原価計算手続の概要 コストの計算方法の概要を、見込生産の製造業における原価計算(=「総合原価計算」)の場合で説明する。
7 総合原価計算:その詳論 期末段階で未完成状態の製品を「仕掛品」と言うが、そうした仕掛品が前期末にも当期末にもあるときや、あるいは「減損」や「仕損品」があったときに、総合原価計算は どのようなものになるのか、の説明をする。
8 標準原価計算制度について 多くの製造業では、「標準原価計算」と呼ばれる原価計算が、制度として(「原価計算制度」として)行われている。その概要の説明をする。
9 CVP分析 その1:販売価格一定の場合 今日から、意思決定のための会計情報を提供する手法の説明に入る。その代表は、「CVP分析」(特に「損益分岐点分析」)である。今日は、その概要の説明をする。
10 CVP分析 その2:価格戦略 意思決定のための会計情報としては、価格を変更したときに販売量がどう変化し、その結果 売上高や利益がどうなるか、という論点がある。そういう会計情報を提供する手法の概要を、CVP分析の1つとして説明する。
11 セグメント貢献利益分析について “収益性が高いのは、あるいは低いのは、どの事業か”という情報は、M&A にもつながる重要な情報である。そのための会計情報を提供する手法としては どんなものがあるのか、の説明をする。
12 差額キャッシュフロー分析:DCF法(特に「現在価値法」) 設備投資に係る意思決定は、企業を長期間拘束することになる重要な意思決定である。そのための会計情報を提供する手法としては どんなものがあるのか、の説明をする。
13 経済的発注量の計算について 商品発注の際、一度に発注する量の多寡は、在庫に関するコストに影響を与える。“一度にどのくらい発注するのが経済的か”という会計情報を提供する手法の概要を、管理会計論領域の1つの特論として説明する。
14 秋学期中の講義内容の総復習 以上の秋学期中の講義内容の総復習をする。

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