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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
グローバル社会特殊講義/SPECIAL LECTURE ON INTERNATIONAL RELATIONS
開講所属
/Course Offered by
外国語学部交流文化学科/FOREIGN LANGUAGES TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
金2/Fri 2
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
石川 幸子

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
石川 幸子 英語学科/ENGLISH
授業の目的・内容
/Course Objectives
国際社会は、平和な世界を目指して様々な努力を重ねてきたが、未だ世界各国で紛争が続いている。特に、冷戦終焉後のグローバリゼーションの負の側面として90年代からは民族・グループのアイデンティティ承認を求めて起こされる国内紛争、そして新たにテロも増加しており、国際社会はこれらの「新しい戦争」に対応するために様々な取り組みを行っている。
本講義では、「紛争・平和と国際協力」をテーマとして、理論(conflict theories)と国際社会における実践を考察しながら、平和を実現するために国際社会が歩んできた歴史を理解するとともに、現代、国際社会が直面する課題とその解決策について考えることを目的とする。講義は2つのパートから構成される。まず、パート1で紛争・平和の歴史と理論を学んだ後、パート2で平和実現に向けた国際社会の活動を、国際機構、法、軍事介入、人道援助、並びに開発援助の5つの観点から考察し、それぞれの分野での成果と課題を検討する。
将来、国際機関、政府機関やNGOにおいて紛争解決と開発の分野の仕事を目指す学生は勿論のこと、グローバルな課題に関心と意欲のある学生の受講が望ましい。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
第1回目はPDF資料のみを配布。第2回目からは配布されたPDF資料についてオンデマンド動画(30分程度にまとめる予定)で理解を深められるようにする。第7回と第13回は、これまでの授業内容についての理解度を測る小テストを行う予定。また、最終回は課題のレポート作成を行い提出する。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
PDF資料の内容を補足するオンデマンド動画教材は、授業時間に拘わらず見られるので、各自の学習計画に沿って進めること。但し、オンデマンド教材の有効期限は2週間とするので、その期間内に履修またはダウンロードすること(後から、「逃したので再生してほしい」というリクエストには応えられないので要注意)。小テスト、及び最終レポートについては、その都度、指示を出すので、毎週、manabaでのチェックを行うこと。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
manabaを使用して行う2回の小テスト(出席確認を含む)を40%、最終レポート60%の割合で評価を行う。詳細についてはmanabaで連絡するので、チェックを怠らないこと。
関連科目
/Related Subjects
同教員が担当する金曜3限「英語専門購読I &II」(Conflict and Development)及び金曜4限「国際関係文献セミナーa, b」(Human Security in East Asia)も併せて受講することが望ましいが、これらを受講していない場合でも、本授業の受講には差し支えない。
備考
/Notes
特段、、テキストは指定しない。参考文献は、適宜、授業内で紹介する。
到達目標
/Learning Goal
従来の科目では扱ってこなかったグローバル社会に関する特定の専門知識を習得し、そこにおける現状および課題等について分析を行い、見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 平和とは何か 授業全体の説明を行うとともに、平和とは何かについて考え、本授業受講の基礎になる考え方を理解する。パワポ資料。
2 紛争の歴史と変容 古代から第2次世界大戦を経て冷戦の終焉までの戦争の歴史と変容を理解する。
3 冷戦後の新しい紛争 冷戦後のグローバリゼーションに伴って、国内紛争が増加した原因と事実を考察し、国際社会が新たな紛争に対応せざるを得なくなった現実を理解する。
4 平和構築の理論と実践 第2次世界大戦後に活発になった紛争解決にかかる理論の変遷および実践について理解する。
5 平和のための国際機構 1 (国際連盟から国際連合へ) 悲惨な大戦が終わるたびに平和の創造のために創設された国際機構(国際連盟及び国際連合)の役割と限界を理解する。
6 平和のための国際機構 2 (国際連合の限界) 国際連合の安全保障理事会の限界、及び想定外であった平和維持活動等、国連安全保障体制の課題を掘り下げて理解する。
7 授業のまとめと小テスト 6回までの授業内容を各自でレビューし、理解度について小テストを行う。
8 平和のための法(国際人道法) 国連によって武力行使が違法とされるに至っても、紛争が絶えない世界の現実に対応するために存在する国際人道法の基本を理解する。
9 人間の安全保障 冷戦終焉後のグローバリゼーションから派生した多くの課題は、従来の国家安全保障のみでは対応が不可能となり、補完概念として人間の安全保障が登場したことを理解する。
10 軍事介入(保護する責任) 人間の安全保障は、その後、概念構築において2つの流れに分かれていき、一方が、「保護する責任」(Responsibility to Protect)として結実されたことを理解する。
11 人道援助 紛争の長期化、難民・国内避難民を含む犠牲者の増加、テロの出現等によって、多くの課題を抱えている人道援助を理解する。
12 開発援助 現在では紛争と開発が密接に関連しているとの認識が一般化し、開発援助がどのように紛争解決、平和構築に貢献できるのかについて理解するとともに、その課題、限界についても考察する。
13 授業のまとめと小テスト 8~12回の授業内容を各自でレビューし、理解度について小テストを行う。
14 レポート作成・提出 13回に渡る講義内容に関して出される課題に関してレポートを作成・提出する。

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