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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
フランス芸術文化各論Ⅱ/STUDIES IN FRENCH ART AND CULTURE II
開講所属
/Course Offered by
外国語学部フランス語学科/FOREIGN LANGUAGES FRENCH
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
金4/Fri 4
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
熊木 淳

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
熊木 淳 フランス語学科/FRENCH
授業の目的・内容
/Course Objectives
 前学期に引き続き、フランスの前衛について扱う。前学期では詩を中心に扱っていったが、ここでは(極めて特殊な)散文も扱うことになる。
 フランスの「前衛詩」というとダダイスムやシュルレアリスムを想像するかもしれないが、それだけではない。むしろそれ以後、多様な展開を見せている。本講義では、20世紀半ば以降の前衛詩を中心に紹介していく。20世紀後半に展開される前衛詩は、これまでのダダイスムやシュルレアリスムなどが我々に与えてきた前衛のイメージとはやや異なり、集団的に活動するのではなく、むしろジャンルごとに細かく分かれて作品を生み出し続けていくようになる。また従来の紙に書かれる詩という表現方法からダダイスムやシュルレアリスムが行ってきた以上に逸脱し、詩とその媒体(メディア)といった重要な文学的問いを提示してきた。こういった問いを通じて、一見詩とは思えないような作品を通覧していく。
 一般に前衛詩は難解であるとされているが、それは前提となる文脈が共有されていないだけで、その文脈を共有すれば問題意識は明確であることが多い。本講義では前衛詩に通底している共通の問題意識を強調することでそれぞれの前衛詩の理解を促していく。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 多くの前衛詩は言語の使用を問い直し、普遍性を目指す傾向があるため、フランス語の語学力が不可欠でないことも多い。残念ながら日本語での解説書はほとんどなく参考文献でもフランス語のテクストを提示するが、本講義でフランス語の能力を求めることはない。また前衛詩の特性上、しばしば視覚・音声詩料を用いて紹介することになる。
 なお、授業形式は、春学期に引き続きオンデマンド方式で行う予定である。ただし、通信環境および受講生の希望によってはリアルタイム授業を行う可能性がある。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
 前衛詩の作品、あるいはその翻案は、しばしばインターネット上で公開されている。これらを事前・事後に参照することで授業に臨むことが望ましい。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
使用しない
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
レポート 70%、平常点 (毎回のリスポンスペーパーなど)30%(ただし 3 分の 2 以上の出席は必須とする)
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
フランス芸術文化を各論し、特定のテーマや作品に関する専門知識を習得し、分析・鑑賞のうえ批評できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス 当授業の概要の説明 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。
2 アポリネールからポンジュへ フランスにおける具体詩・視覚詩の前段階としてのカリグラム、およびフランシス・ポンジュの詩についての解説 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。
3 具体詩・視覚詩 フランスの具体詩・視覚詩の、日本やブラジルとの比較における解説 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。
4 音声詩1 ダダイスムの時代の音響詩との比較における音声詩の特異性についての解説 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。
5 音声詩2 フランス音声詩の最重要人物であるベルナール・ハイツィックについての解説 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。
6 音声詩3 ハイツィック以降のフランス音声詩の解説、および他国の音声詩との比較 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。
7 パフォーマンス詩 ジュリアン・ブレーヌを中心としたパフォーマンス詩の解説 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。
8 ヴィデオ・パフォーマンス パフォーマンス詩の批判的展開としてのヴィデオ・パフォーマンスについての解説 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。
9 ウリポ 班前衛としてのウリポについての解説 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。
10 生成詩 ジャン=ピエール・バルプを中心とした生成詩の解説 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。
11 企業小説1 1980年代に生まれた企業小説についての解説 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。
12 企業小説2 他のジャンル、および日本との比較における企業小説の現在の動向についての解説 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。
13 企業小説と音声詩 組織の表象という観点からの企業小説と音声詩の比較 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。
14 まとめ 前衛の現在の動向についての総括 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。

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