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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
英語専門講読 Ⅰ/ADVANCED THEMATIC READING Ⅰ
開講所属
/Course Offered by
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
金3/Fri 3
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
石川 幸子

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
石川 幸子 英語学科/ENGLISH
授業の目的・内容
/Course Objectives
従来、紛争と開発は、個別の学問領域として捉えられていたが、冷戦終焉後の国内紛争の増加に伴い、紛争と開発の密接な関係性が注目されるに至った。世界は、紛争と開発についてそれぞれ単独で解決することが困難であるという状況に直面しており、様々な観点から研究・実践が進められている。
本授業では、「紛争と開発」をテーマとした専門書を読み進めながら、紛争と開発のリンクを明らかにし、紛争と開発のインパクトを互いに受け合う主要なアクター、理論、並びに近年の傾向について学ぶことを目的とする。特に、紛争と開発にかかる先進国と発展途上国の視点の違いに着目し、両者の関係が及ぼす正負の影響を理解し、理想的かつ維持可能な平和構築の在り方を考えることに重点を置く。
将来、国際機関やNGOにおいて開発、平和構築分野の仕事を目指す学生は勿論のこと、これらの課題に関心と意欲のある学生の受講が望ましい。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
遠隔で行う本授業は、導入部分(1-2回)をParta IIで共有する資料を参照する形式で行う。3回目からは、毎回指定されたテキストの単元を精読し、当該部分の要約(A41枚以内)を毎週提出する。章が終わるごとに、章の最後に付いているDiscussion Questionsへの回答を提出する(A4 1-2枚以内)。提出されたペーパーについては、コメントをつけて学生に返却することで、双方向の授業になるように心がける。(また、履修人数にもよるが、外部のアプリケーションを駆使して、リアルタイムのQ&Aセッションも試みることを検討中)。春学期は、Introduction, Chapter 1&2 を履修範囲とする。
本授業を履修する学生は、全期間を通じて教材の読み込み、及びレポートの作成を求められる。また、テキストは、事前にAmazon等でペーパバック版、またはKindle版を購入することが望ましい。(輸入に時間を要すること、及び価格が高額になるので、大学の書店では扱わないので注意すること)。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
授業は、テキストの講読と理解力を養うための要約作成を中心に行うため、本来の授業時間に拘わらず各自で学習を進めることができるので、スマートな時間配分を考えて継続することが重要となる。Porta IIを使ってのペーパーの提出日は、授業実施日の金曜日から次の週の月曜日(23:00まで)の4日間となるので注意すること。毎回、提出期限についてはリマインドを行う予定。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
Conflict and Development (Routledge Perspective on Development)
著者
/Author name
MacGinty and Williams
出版社
/Publisher
Routledge
ISBN
/ISBN
ISBN:978-1-138-88750-3
その他(任意)
/other
2016
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
春学期は、提出されたペーパーを評価の対象とする。最重要なことは、期限内にペーパーを提出すること。3回提出がないか、または期限を守って提出できなかった場合, 評価は不可とする。
関連科目
/Related Subjects
昨年度までの秋学期「国際関係特殊講義b」を既に受講しているか、または、今年度秋学期の同講義を受講することが望ましい。
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
分野の専門性をもった英文マテリアル(資料)を講読、読解できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 Orientation for “Conflict and Development” 春学期は、提出されたペーパーを評価授業全体についての説明を行うとともに、紛争と開発を個別に研究するのではなく、一緒に考えることの重要性につきブレインストーミングを行う。パワポ資料参照。
2 Introduction Chapter 紛争と開発との関係を理解する上で基礎となる5つの前提について理解し、それらの前提が、パワー(権力)によってどのように変化させられるのかについて考察するってどのように変化させられるのかについて考察する。
3 Evolution of Development Theory (p.10-19) 従来の開発学の理論から紛争との関係を重視するようになるまでの約半世紀にわたる開発理論の変遷を学び、新自由主義の考え方が紛争解決に与える影響を理解する。各自要約ペーパー準備。
4 Evolution of Conflict Theory (p.19-24) 近年、紛争(特に内戦)に関する一般的理論を探る努力が主流化していることを理解し、紛争解決の立場からどのように開発が関与しているのかにつように開発が関与しているのかについて考察する。
5 Working on Discussion Questions (p.28) Introduction Chapterの内容を理解の上、Discussion Questionsに回答する。各自、回答ペーパーを準備。
6 Conflict Causation and Escalation(Chapter 1) (p.34-43)現在、世界で論じられている紛争原因及びエスカレーションの理論について理解する。各自要約ペーパー準備。
7 Political Economy of Conflict Maintenance (Chap 1) (p.43-53) 内戦経済が先進国の主流化した経済と深く結びついていることを理解するとともに、パトロン・ネットワークやインフォーマル・セクターの展開を紛争国の立場から考える。各自要約ペーパー準備。
8 Working on Discussion Questions (p.54) Chapter 1の内容を理解の上、Discussion Questionsに回答する。各自、回答ペーパーを準備。
9 Institutions: Software (Chapter 2) (p.60-73) 紛争と開発に関し、西側諸国の行動・態度を理解し、その中でも紛争後の復興プログラムの全体を包括する哲学となっている自由主義的平和の考え方を考察する。各自要約ペーパー準備。
10 Institutions: Hardware (Chapter 2) (p.73-88)21世紀においても紛争と開発の促進と妨害の両面について重要な役割を果たしている国際機構の在り方を検討し、現状を理解する。各自要約ペーパー準備。
11 Working on Discussion Questions (p.89) Chapter2の内容を理解の上、Discussion Questionsに回答する。各自、回答ペーパーを準備。
12 Review of the Studied Chapters 本授業の内容を総括し、学生へのフィードバックを行う。(リアルタイムでの参加方式を模索中)
13 実施しません 実施しません
14 実施しません 実施しません

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