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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
テクスト研究(現代社会・歴史) a/TEXT STUDIES (GERMAN MODERN SOCIETY AND HISTORY) a
開講所属
/Course Offered by
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
木3/Thu 3
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
黒田 多美子

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
黒田 多美子 ドイツ語学科/GERMAN
授業の目的・内容
/Course Objectives
 昨年は第二次世界大戦が開始されてから80年目の年を迎えました。2019年9月、ドイツ大統領はポーランドにおける記念式典の演説でどのように「過去」を振り返ったのでしょうか。特にドイツにとっては隣国ポーランドとの関係が重要です。この授業では、まず大統領のポーランドでの演説を読んでみましょう。その上で、ドイツの歴史教科書の中から、ドイツとポーランドの関係について焦点を当て、両国の関係がどのような観点から記述されているのかを見ていきたいと思います。歴史認識に関してはよく日本とドイツが比較されますが、ドイツとポーランドの関係は近年問題となっている日韓の歴史認識問題を考えるにあたって参考になるかもしれません。
 ドイツの中学校の歴史教育では、現代に近づけば近づくほど詳しく、資料も多くなってきます。そして資料解釈と討論が歴史授業での重要な要素になっています。日本の中学校や高等学校で、事項の説明や年号の暗記を中心に歴史を学んできた学生にとっては、資料の豊富なドイツの教科書を読解することで歴史への新しい視点を得る契機となることでしょう。
 授業では、ドイツの大統領の演説と歴史教科書の講読や自主的な調査・発表を通してドイツ史に関する知識を習得するとともに、単にドイツ語を日本語に翻訳するのではなく、内容を正確に把握して著者・編者の意図を解析することに重点を置いています。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
※未修クラスで「総合ドイツ語Ⅳ」または「応用ドイツ語Ⅱ」の成績が「A」以上の学生と既修クラスの学生を主な対象とします。
(但し、未修クラスの学生で成績が「B」以下でも履修可)
授業の1週間前までに、指定された範囲について、ドイツ語の構文の解説と日本語訳を提出してもらいます。(オンライン)授業では、提出された解答例をもとにわかりにくかった個所や構文を受講生全体で検討します。また、内容の歴史的背景などを勘案することによって内容をより深く理解できるように努めます。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
授業の1週間前までに、指定された範囲について、ドイツ語の構文の解説と日本語訳を提出して事前学習をしてもらいます。
提出する書類の書き方については、PortaⅡで資料を配布したうえで初回の授業で説明します。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
Zeiten und Menschen 3
著者
/Author name
Hans-Jürgen Lendzian (Hrsg.)
出版社
/Publisher
Schöningh/Westermann,  2018.
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
Portaで配布します。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
毎回提出された構文分析と日本語訳、および授業中の内容に関する質疑応答を総合的に判断して評価します。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
専門的なドイツ語テクストを講読し、現代社会・歴史に関する分野について背景知識を含めて総合的に研究し、分析を行い見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス 授業の進め方・評価方法・学習目的・テクストについて
2 ドイツ大統領の演説(2019/9/1)① 第二次世界大戦開始80周年:両国の関係と歴史的背景について
3 ドイツ大統領の演説(2019/9/1)② ドイツの戦争責任について
4 ドイツ大統領の演説(2019/9/1)③ 演説に関する検討とディスカッション
5 ドイツとポーランド:相互のイメージ 教科書:Wie die Polen sich sehen::Selbstbild im "langen" 19. Jahrhundert
6 ドイツのポーランド イメージ 教科書:Das deutsche Polenbild im 19. Jahrhundert
7 ポーランドのドイツ イメージ 教科書:Wie die Polen in der Kaiserzeit die Deutschen sahen
8 敵対する隣国 教科書:Verfeindete  Nachbarn
9 ナチイデオロギーとポーランド 教科書:Polen  in der Ideologie der Nationalsozialisten
10 ドイツ占領下のポーランド 教科書:Wie die Polen auf Besatzung und Zerstörung ihres Landes reagieren
11 戦後ドイツの東欧外交 教科書:Friedenspolitik oder Verrat?
12 戦後の両国関係 教科書:Polen und Deutschland nach dem Zweiten Weltkrieg
13 ※実施しません ※実施しません
14 ※実施しません ※実施しません

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