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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
ドイツ語圏の美術 a/AREA STUDIES IN GERMAN FINE ARTS a
開講所属
/Course Offered by
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
月3/Mon 3
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
青山 愛香

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
青山 愛香 ドイツ語学科/GERMAN
授業の目的・内容
/Course Objectives
この講義の目的は、広くヨーロッパの美術の歴史を概観しながらドイツ語圏の美術の特質を浮き彫りにすることである。春学期は「ドイツ・ルネサンス」の芸術を取り上げる。16世紀は汎ヨーロッパ的に大きな時代の転換期であった。この時期ドイツにおいても社会、政治、文化に関して大きな変革があった。とりわけルターによる宗教改革によって、キリスト教美術、なかでも祭壇画を含む絵画は危機の時代を迎える。だが今日「ルネサンス」もしくは「近世」と呼ばれる大きなパラダイムシフトの時代に、アルブレヒト・デューラー(1471-1528)、ルーカス・クラナハ(父)(1472-1553)およびハンス・バルドゥンク=グリーン(1484-1545)といった画家たちは、絵画に課された新たな課題に創造的に取り組んだ。三人の芸術家を中心に、この時代のドイツ美術の独創性について「版画」というメディアを中心に考察したい。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
講義形式を基本とします。パワーポイントを使った豊富な画像資料に沿って授業を進めるので、受講生は授業内容をきちんと理解しながらノートを取って下さい。
その上で、今学期はzoomを用いたリアルタイム配信の双方向の授業を行います。毎回課題を記したコメントペーパーを配布します。授業中にこれらの課題に取り組んで、提出してもらいます。授業は時間割通りの時間に行いますので、注意して下さい。美術の授業なので沢山の画像を使います。なるべくPCを使って参加して下さい。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
授業内で扱った作品を自分で調べて見ましょう。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
『遍歴時代のデューラー作品』 2009年
著者
/Author name
青山愛香
出版社
/Publisher
中央公論美術出版
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
授業中に提出を求めるコメントペーパー40%、レポート課題60%で評価する。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
参考文献:授業中に適宜指示する。
到達目標
/Learning Goal
ドイツ語圏の美術に関する専門的な知識、分野特有の思考・研究方法を発展的に習得し、分析を行い見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション 授業全体の見取り図を把握できるように、各回で扱う代表作例を提示する。
2 ドイツ・ルネサンスと版画(概観)  ドイツ・ルネサンスの時代的な位置づけを概観する。
3 版画の芸術:  A. デューラー  イタリアとの出会い 個別具体的な作品研究に入る。資料に基づきながら作品の主題を確認する。
4 版画の芸術: A. デューラー 木版画連作《黙示録》
(1498年)を中心に
『黙示録』のテキストを紹介しながら作品の内容を把握する。
5 版画の芸術: A. デューラー《受難伝連作》 『新約聖書』のテキストを紹介しながら作品の内容を把握する。
6 版画の芸術: L. クラナハ キリスト教主題を中心に 『新約聖書』を中心にキリスト教主題を把握する。
7 版画の芸術: L. クラナハ 世俗主題を中心に 聖書以外の世俗の主題を知る。
8 版画の芸術: H. バルドゥンク=グリ―ンの芸術 2019/2020年のカールスルーエの展覧会のカタログに基づきながら概観する。
9 《アダムとイヴ》に見る裸体像の展開 前回に引き続きカタログの中から主要な作品をピックアップする。
10 宗教改革とメディア革命 宗教改革期の歴史を踏まえながら、版画との関わりを示す。
11 ルターの肖像版画 肖像画の歴史を概観しながら、「ルターの肖像画」の特色について考える。
12 総括
これまでの知識が定着しているか、まとめながら確認
する。
13 実施なし 課題なし
14 実施なし 課題なし

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