基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Course	ドイツ語圏の言語 b／AREA STUDIES IN GERMAN LANGUAGE b
開講所属 ／Course Offered by	外国語学部ドイツ語学科／FOREIGN LANGUAGES GERMAN
ターム・学期 ／Term・Semester	2020年度／2020 Academic Year　　秋学期／FALL SEMESTER
曜限 ／Day, Period	金3／Fri 3
開講区分 ／semester offered	秋学期／Fall
単位数 ／Credits	2.0
学年 ／Year	2,3,4
主担当教員 ／Main Instructor	黒子　葉子

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
黒子　葉子	ドイツ語学科／GERMAN

授業の目的・内容 ／Course Objectives	春学期には、主に語や文の内部構造を観察しましたが、秋学期には、語や文の示す意味や、実際の運用の仕方、コミュニケーション上の意図などについて解説します。春学期の講義内容を理解していることを前提にお話ししますが、秋学期からの履修も歓迎します。秋学期も多くの例を見ながら、皆さんに考えてもらう形で進めていきます。それによって、今まで意識することのなかった「ことばの機能」を発見することが、この講義の目的です。（講義の内容や順番は、受講者の関心に応じて、多少変更する可能性もあります。）
授業の形式・方法と履修上の注意 ／Teaching method and Attention the course	※ 春学期と秋学期で授業の形式や評価の方法が異なりますので、注意してください。 この授業はZoomを用いた双方向リアルタイム型の講義形式をとります。授業連絡はmanabaにて行います。講義内容に関する質問は、授業後にmanabaにて受け付けます。（Zoomのチャット機能は、質問用には使いません。）次回授業の冒頭で、出された質問について解説します。また、講義内容に関連した問題を授業内で出すこともあります。このようなプロセスを通して、言語学の考え方や分析方法に対する理解を深めていきます。なお、最終授業日には、オンラインでの筆記試験が課されます。 初回授業で、受講上の注意点を詳しく示しますので、必ず参加してください。個別の事情がある場合には、相談にのりますので、初回授業日までにメールで必ず申し出てください。 授業参加に必要なツール：Zoom、manaba、respon
事前・事後学修の内容 ／Before After Study	毎回の講義内容をよく復習し、疑問点があれば質問してください。
テキスト1 ／Textbooks1	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other 授業前にレジュメと資料プリントを配布します。
テキスト2 ／Textbooks2	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
テキスト3 ／Textbooks3	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
参考文献等1 ／References1	書籍名/ｻｲﾄ名 ／Title 著者 ／Author name 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other 授業内で指示します。
参考文献等2 ／References2	書籍名/ｻｲﾄ名 ／Title 著者 ／Author name 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
参考文献等3 ／References3	書籍名/ｻｲﾄ名 ／Title 著者 ／Author name 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
評価方法 ／Evaluation	授業への参加度 (30%) と、学期末の筆記試験 (70%) に基づき評価します。
関連科目 ／Related Subjects
備考 ／Notes	最終回のオンライン筆記試験は、Zoomのカメラオンで、manabaを用いて受験してもらいます。その際に、PCまたはタブレット、安定したインターネット接続、テレビ会議用カメラが必要になります。各自で準備を行ってください。なにか問題があれば、必ず事前に相談してください。試験実施後は、機器や回線の不具合に関する相談には応じられません。
到達目標 ／Learning Goal	ドイツ語学に関する専門的な知識、分野特有の思考・研究方法を発展的に習得し、分析を行い見解を提示できるようにする。

回 ／Time	授業計画（主題の設定） ／Class schedule	授業の内容 ／Contents of class	事前・事後学修の内容 ／Before After Study
1	ガイダンス	学期中の授業計画、授業の特性、成績評価について説明する。	シラバスをよく読んでおく。
2	統語構造の多義性	ドイツ語の統語論の基礎を学ぶ。句や文の成り立ちについて理解する。多義的な統語構造を自分で分析できるようにする。	授業内容を復習し、不明点があれば質問する。
3	格標示と語順の関係	格標示と語順の歴史的変遷を通言語的に観察する。格標示が語順に与える影響について理解する。	授業内容を復習し、不明点があれば質問する。
4	文法的性と格標示に関する言語間の差異	世界の言語の文法的性の類型論的調査を紹介する。格標示との関係についても解説する。	授業内容を復習し、不明点があれば質問する。
5	「意味」の意味－内包と外延	ドイツ語の意味論の基礎を学ぶ。内包と外延の違いを理解する。	授業内容を復習し、不明点があれば質問する。
6	語の内包はいかに定義されうるのか－方法論比較	語の内包を定義する際に生じる問題点について議論する。代表的な方法論の比較を行う。	授業内容を復習し、不明点があれば質問する。
7	意味に関する言語形式の違い－相対主義と普遍主義	言語相対主義と言語普遍主義の考え方の違いを理解し、自分の考えをまとめる。	授業内容を復習し、不明点があれば質問する。
8	発話状況によって変化する意味	ドイツ語の語用論の基礎を学ぶ。発話状況によって変化する意味について考え、自分で分析できるようにする。	授業内容を復習し、不明点があれば質問する。
9	コミュニケーションの諸要因	コミュニケーションを構成する諸要因について、実例を見ながら理解を深める。	授業内容を復習し、不明点があれば質問する。
10	発話行為理論	発話行為理論の基本的な考え方を紹介する。実際に自分で具体的な発話を分析できるようにする。	授業内容を復習し、不明点があれば質問する。
11	対人関係と言語的配慮	ポライトネス理論を紹介し、普段のコミュニケーションの場面でどのような言語的配慮がなされているのかを分析する。	授業内容を復習し、不明点があれば質問する。
12	ドイツ語圏の広がり	ドイツ語圏の地理的な広がりについて解説する。それぞれの地域でドイツ語がどのように用いられているかを理解する。	授業内容を復習し、不明点があれば質問する。
13	言語と社会	ベルギーを例に、言語による対立の歴史や少数派のドイツ語母語話者の暮らしについて理解する。	授業内容を復習し、不明点があれば質問する。
14	秋学期のまとめ	学期中の講義内容に関する議論をまとめる。理解度をはかるために、オンラインでの筆記試験を実施する。	秋学期の講義内容を復習する。