シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
ドイツ語圏文学・思想概論 a/INTRODUCTION TO GERMAN LITERATURE AND THOUGHT a
開講所属
/Course Offered by
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
水2/Wed 2
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
渡部 重美

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
渡部 重美 ドイツ語学科/GERMAN
授業の目的・内容
/Course Objectives
<講義目的>
 いわゆるゲーテ時代は人間再発見の時代と言ってもよく、人間の可能性について哲学書や文学作品などで活発な議論が起こりました。そうしたさまざまな人間観について吟味し、できるだけ現代の人間観、人間が抱える諸問題などと関連づけながら考察することを目標とします。
<講義概要>
 カントのエッセイ「啓蒙とは何か?」とゲーテ『若きヴェルタ―の悩み』を中心にじっくりと読みながら、人間に対する当時の基本的な考え方を理解します。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 基本的にPorTa IIを通じて配信するレジュメ、資料等をご覧いただきながら、オンライン会議システムWebexを使ってリアルタイムで配信する説明・解説を聞いていただき、その内容に関して出される課題について毎回小レポートを提出していただきます。次の回の授業では、みなさんから提出していただいたレポートついて簡単なフィードバックを行なってから、次のテーマに進んで行きます。
 *Webexへの接続の仕方については、第一回授業の前にPorTaIIで説明します。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
下記テキストは必ずそろえて、あらかじめ(さらっと、でいいので)読んでおいてください。また、参考文献も、余力があれば事前に読んでおいてください。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
若きウェルテルの悩み
著者
/Author name
ゲーテ(竹山道雄訳)
出版社
/Publisher
岩波書店(岩波文庫)
ISBN
/ISBN
978-4003240519
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編
著者
/Author name
カント(中山元訳)
出版社/URL
/Publisher
光文社(光文社古典j新訳文庫)
ISBN
/ISBN
978-4334751081
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
毎回の授業で提出していただく小レポート(70%)と、学期末のレポート(30%)により評価します。
関連科目
/Related Subjects
この概論の後は、例えば、「ドイツ語圏の思想a, b」、「テクスト研究(語学・文学・思想)a, b」などを履修するといいでしょう。
備考
/Notes
参考文献:必要に応じて指示します。
到達目標
/Learning Goal
ドイツ語圏の文学・思想に関する概論的な知識、分野特有の思考・研究方法の基礎を習得し、分析を行い見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 カントの生涯 獨協とも関係の深いドイツの哲学者カントについて、簡単に紹介します。
2 『啓蒙とは何か』を読む カントのエッセイ『啓蒙とは何か』の一部を読み、その内容を理解します。
3 公的な理性使用と私的な理性使用 カントの考える「啓蒙」とはどういうことなのか考えます。
4 『啓蒙とは何か』Q&A 『啓蒙とは何か』全体について、Q&A方式で理解を深めます。
5 「啓蒙」によって得られるもの,失われるもの 「啓蒙」が進むことによって私たちは何を獲得し、何を失ってきたのか考えます。
6 ゲーテの生涯 ドイツの文豪ゲーテについて、簡単に紹介します。
7 『若きヴェルターの悩み』を読む(1) ゲーテの小説『若きヴェルターの悩み』の内容について概説します。
8 『若きヴェルターの悩み』を読む(2) ゲーテの小説『若きヴェルターの悩み』に登場する主人公ヴェルタ―、ロッテ、アルベルトの3人に注目してみます。
9 『ヴェルタ―』のパロディー ニコライによる『ヴェルター』のパロディーをヒントにして、「ヴェルター的悩み」について考えます。
10 「啓蒙」の時代とオカルト・ブーム 「啓蒙」の時代に起こったオカルト・ブームについて概説した上で、フリーメーソンなどのいわゆる秘密結社の問題についても考えてみます。
11 『ファウスト』を読む ゲーテの戯曲『ファウスト』第二部の、人造人間「ホムンクルス」製造シーンについて考察します。
12 まとめ 半期間の授業を振り返りながら、まとめをします。
13 なし なし
14 なし なし

科目一覧へ戻る/Return to the Course List