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S.S.さん 英語学科 期間:2015年10月〜2016年6月

大学や街の様子

 イギリスのコルチェスターにあるエセックス大学はロンドンから電車で大体1時間位の所に位置しています。留学生の受け入れに積極的で、学生の約半数が海外からの留学生です。気候は一年中雨が降っているロンドンとは異なり、とても穏やかで雨や雪はほとんど降りません。


授業について

 イギリスでは教科/科目(試験や課題を全て含めて)をモジュールと呼びます。エセックス大学はモジュールの単位修得がとても変則的で、イギリスの他の大学と根本的に異なります。日本の大学も含めて通常の大学は学期末(春学期・秋学期)にそれぞれ試験があり、その試験に合格すると単位が修得できますが、エセックス大学は秋学期・春学期の後に夏学期(4月〜5月)という試験のみの期間があります。Full Yearのモジュールを取った場合は夏学期の試験に合格することにより初めて単位を修得できます。学期末の試験では課題(assignment)が課され、2,000〜3,000語のエッセイを書くのが最も一般的です(もちろん学科やモジュールによってはテストという場合もあります)。
 私は主に言語学を専攻しました。授業は一般的には週1回2時間です。エセックス大学の授業がユニークなのは、学生だけではなく講師・教授もイギリス以外の国籍の人が多いことです。総合すると半々くらいになると思いますが、私が受けていたモジュールは講師全員が非イギリス系の方(ドイツ、メキシコ、中国など)でした。そうした点を踏まえると、イギリスでネイティブからブリティッシュイングリッシュで教わりたいという学生には、この大学はあまりおすすめできないかもしれません。しかしその反面、非イギリス系の講師・教授が伝える文化を享受できるという利点もあります。

生活や寮について

 エセックス大学の学生の大半は寮で過ごすことになります。出発前に男女別または男女共生の寮を選ぶことができるのですが、どちらを選ぶかによって寮生活は大きく違ってきます。女子学生が入ると賑やかになるのはどの国も一緒のようで、男女共生フラットの場合パーティが盛んに催されます。静かな場所で過ごしたい人には男女別フラットをおすすめします。私は男女共生フラットだったので、秋学期はほぼ毎日夜から朝方にかけてパーティが開かれ、大勢の人が押しかけとてもうるさかった反面、仲良くなったフラットメイトに日本食を作ったり、お返しに彼らの国の料理を作ってもらったりという楽しい面もありました。寮は基本的に国籍でうまく割り当てられるので、どこのフラットでも多国籍になり、楽しい寮生活を送れると思います。

留学を終えて

 留学前と留学後で変わった点として一番に挙げたいのが、考え方に柔軟性が加わったということです。イギリスと旅行で回ったヨーロッパ圏の国で50ヶ国以上の人に出会い、その国の文化・思想を知ることで自分自身の思考力が豊かになったと感じました。言葉だけではなく文化の壁やトラブルに巻き込まれたことも含めて、問題が起こった時にどう対処するのか、問題を未然に防ぐにはどうしたらよいのか等を、これまで以上に考えるようになり、問題への対応力・コミュニケーション力を伸ばすことができました。
 留学して良かったことは、日本をかなり客観的に見られるようになった点です。日本を出る機会がないと日本を客観視するということは難しく、他国の状況や国際情勢も日本からだと断片的にしか受け取ることができないと思います。実際のコミュニケーションを通して、文化的背景が異なる人への理解、また日本がどういう国であるのかを今までと異なった視点で見られたことが、一番の財産になりました。
 私の留学の目的は、英語力の向上はもちろんのこと、柔軟性を身につけ問題の解決力を高めることだったので、その点について目標は達成できたと感じています。一方課題として、苦手・嫌いなことに対する取り組みが甘かったという反省点も残りました。今後は身につけた柔軟性と経験を武器にあらゆる分野に積極的に取り組んでいきたいと思います。

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K.O.さん 英語学科 期間:2014年10月〜2015年6月

留学体験記

 エセックス大学は、エセックス州のコルチェスターという、イギリス史上最古の街があった地に位置しています。治安は比較的良好で、夜中に出歩かなければ安全に暮らすことができます。また、ロンドンまで、電車で1時間半、バスなら2時間ほどで行くことができるので、週末にロンドンに出かけたりするには最適の立地条件です。

  さて、このエセックス大学でしか体験できないことと言えば、世界各国から学生が集まる大学生活でしょう。ここの学生は、イギリス人だけでなく、ヨーロッパから南アメリカまで海外出身の学生がたくさんいます。さらに、教授や職員も、全員がイギリス人というわけではなく、世界中から集まってきています。そのため、エセックス大学の良い点は、様々な国籍の学生や先生方と交流が期待できることです。

 キャンパス内にはいくつかのレストラン、カフェ、そして、バーやパブ(居酒屋)があります。主な働き手は学生で、いわゆる、学生のための学生による学生の食堂・バーです。そこで、学期やレポート地獄、そして、試験が終わった後などにみんなで集まってはビールを片手に互いに慰労の辞を述べ、格別な一杯を楽しむのです。学生しか集まらない場所で、学生同士が交流できるという体験は、日本ではなかなかできない、特別なことだと思います。

 私のいた寮では、国際色豊かな14人のフラットメイトと共同生活をしていました。この寮は、俗にパーティフラットと呼ばれていて、週に必ず1度は火災報知機が鳴るほどにぎやかな寮で、最初はその輪の中に入っていけるかがとても不安でした。しかし、次第に打ち解けあい、互いを理解し合い、そして、受け止め合うことで、その不安は消え、いつしか居心地の良い“家”となっていきました。まるで家族のような雰囲気の中、食べ物を分け合い、悩みを分かち合い、時には文化の違いの壁で衝突しつつも、最後には涙を流しながら別れを惜しんだ、かけがいのない仲間と時間を過ごすことができたことは、私にとって一生の糧であり、また、宝です。

 留学に行くには、小さくとも必ず何らかの目的があると思います。私の場合は、留学体験を通して、海外の大学生活をしたい、英語を話す環境に身を投じてみたい、など、海外ならではの学生生活を経験したいという長年の願望がありました。そのため、自主的に留学先での活動や勉強、また、地域の団体に所属するなどして、9ヶ月という短い期間ではありましたが、たくさんの体験をすることができました。そのため、何か目的意識を持って留学をすることが、留学をより有意義に過ごせるコツだと思います。

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Y.K.さん 外国語学部英語学科 期間:2010年10月〜2011年7月

大学や町の様子

大学や町の様子

   エセックス大学はロンドンから電車で約1時間のところにあるコルチェスターという町に位置しています。すごく自然がいっぱいでのどかな場所ですが、近くにはタウンと呼ばれる繁華街もあるので、生活する上で特に心配することはなかったです。また、エセックスはとてもインターナショナルで、アジアからアメリカまで様々な国から学部生や留学生、そして院生が来ています。イギリス文化だけでなく、各国の文化等も学生を通して学ぶことができました。



授業

   私はもともと開発学に興味があったので、それに関連するような科目を全部で4つ選択しました。1年生の授業からPolitics Of Development, Foundations of Human Rights, 2年生の授業からPolitical Analysis,そしてIntroduction To Latin American Politicsを選択しました。基本的に授業はレクチャーとクラスの2セット/週単位で行われます。始めは全く授業についていけないどころか、予習も膨大な量のリーディングがあり慣れるまでとても苦労しました。週合計で7つの授業しかなかったのにも関わらず、毎日夜遅くまでパソコン室や図書館に籠って勉強していました。特にエッセイ期間は、英語で書かれた文献を理解した上でエッセイを書き上げなければならず、今までに2000〜3000字を英語で書いたことがなかったので本当に大変でした。しかし、今となってはその大変なことを乗り越えたことが、自信に繋がっていると思います。

生活や寮について

   イギリスの大学にはsocietyと呼ばれるサークルのようなものが沢山あり、私はその中からバドミントン部とJapan societyに参加しました。Japan societyには、日本大好きな人たちがいっぱいいて、日本語を勉強したり日本映画を見たり、一緒に日本文化を学んだりしました。バドミントン部では、大会にも参加させて頂き、秋季大会ではシングルスで優勝することができました。残念ながら、この大会のダブルス中にアキレス腱を切ってしまい、全治6カ月の大けがを負ってしまいましたが、周りの友達が励ましてくれ、知らない人すら声をかけてくれて、イギリスにいる人たちはこんなにも心が温かいのかと感激してしまいました。つらい時に一緒にいてくれた友達には、すごく感謝しています。
寮ではフラットメイトに恵まれ、よく皆で集まり、ご飯を一緒に食べたり遊びに行ったりしました。フラットメイトもフランス、イタリア、イギリス、カナダそしてニュージーランド出身と本当に国際色豊かでした。こうして違った国から来ていても、同じことに共感したり笑ったりできるというのは素晴らしいことだなと思います。

留学を終えて

   留学して何が変わったかと聞かれたら、私は「知らない自分を見つけたこと」と答えます。実際に留学する前は、黒人に会った時にちょっと怖いなとか中国=日本が嫌いだとか口には出さずとも、固定概念を植え付けて差別していた自分がいたような気がします。イギリスに来て、それは勝手な偏見だったということに気がつかされました。ニュースでは真実か否かに関わらず様々なことが報道されていますが、それを鵜呑みにしていた自分を恥ずかしく感じます。また、英語面では最初は本当に授業についていくことができず、友達の言っていることも半分くらいしか分からず悔しい思いをしました。冬休みに徹底的にBBCを聴いたり喋ったりする練習をして、ようやく英語をモノにすることができたと感じています。やはり、留学したから・・・ではなく、自分でコツコツ勉強しないと語学は身に付かないのだなと思いました。

アドバイス

   留学は語学だけでなく、本当に自分の視野や価値観を変えてくれる素晴らしい機会です。勉強面で辛かったと書きましたが、もちろん楽しいこともすごく沢山ありました。そこで出会った人たちは一生の友達だし、そういう友達が世界各国にできるって素敵だと私は思います。留学に憧れがあるものの結局行かなかった・・・なんていうのはもったいな過ぎます。行きたいと思ったらとりあえず行動してみる、そのちょっとした勇気が自分を大きく変えてくれることと思います。

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A.M.さん 外国語学部英語学科 期間:2010年10月〜2011年7月

留学体験記

大学、町の様子

 エセックス大学は、ロンドンから電車で1時間程のコルチェスターという町にあります。町には、ショッピングモールや映画館、レストラン、パブもあり十分楽しむ事が出来ます。大学は中心部からバスで三十分程離れた所にあります。近くに大きなスーパーがあり、基本的にはそこで何でも揃います。また、学内には、コンビニ、アジア食品を扱う小さなスーパー、銀行、郵便局、ヘルスセンター、スポーツセンター、レストラン、パブ、本屋などがあり、困る事は何もありませんでした。

私は主に社会学と映画学の授業を履修しました。一年生用の授業は覚える事が多くて大変でしたが、これからの土台になる理論などを通年でしっかりと勉強出来ました。三年生用の授業で日本文化の授業をとりましたが、こちらの内容はもちろん理解しやすいものだったので、日本人として現在の情報を提供出来る様、積極的に発言しました。エッセイ期間とテスト期間はとにかく不安でしたが、エッセイは一度書き上げると自信がつき、少しずつ心に余裕を持って出来る様になりました。テストもエッセイ形式だったので、とにかく内容を理解し、言葉に表せる様にしました。勉強に関しては、私は特に先生や友人の助けが大きかったです。分からない事をそのままにせず、どうしたらいいか考えて実行に移す事が重要であり、人を頼る事も本当に大事だと実感しました。

今回の留学で一番大きな出来事は、3月11日の東日本大震災の時にイギリスにいた事です。友人から連絡を受けテレビをつけると、日本が津波に襲われている映像がすぐに映りました。現地にいた日本人は、自分達が助かった事に感謝をしなければいけない気持ちと、直接支えてあげることができないもどかしさ、中には家族や友人と連絡をとるのが困難な人もいて、様々な気持ちが交錯していました。エセックス大学では、Japan International Societyという学生のクラブを中心に義援金活動をすぐに始め、二週間活動を行いました。義援金を募るだけでなく、お菓子を振る舞ったり、日本食を販売したり、ソーラン節や着付け、折り紙、書道など、様々なイベントを行いました。この活動には、日本人の数を上回る多くの外国の方が参加してくれていて、たくさんの人達がどれほど日本のことを心配してくれているかを毎日肌で感じていました。また、大学内だけでなく、町を挙げて義援金活動も行われました。本当に感謝しても感謝しきれない思いで一杯です。沢山の、大きな助けと大きな愛を頂きました。

今回の留学は、とにかく人との繋がりを世界規模で意識し、実感した1年となりました。留学で得た何よりのものは、友人です。沢山の素敵な人達と出会い、大切な1年となりました。

皆さんも是非、海外へ目を向けて「自分」を発信してみて下さい。また、多くの人や場所と出会ってみて下さい。新たな自分を発見出来るし、努力すればした分、きっと返ってきます。そして一生の友人を見つけて下さい。可能性を切り開くのは自分次第だと思います。

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